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フリーアナウンサー齋藤なつきさんが語るシェアリングエコノミー

レンタルドレスに見るオケージョンファッションと
シェアリングエコノミーの今

現在、急成長を遂げているシェアリングエコノミー。シェアリングエコノミーとは「スキルなどの無形なものも含めた個人の遊休資産の貸し出しを仲介するサービス※」のことで、「貸主は遊休資産の活用による収入が見込め、借主は所有することなく利用できる※」というメリットがあります。今後、市場規模のさらなる成長が期待できるため、総務省や経済産業省なども推奨。レンタルドレスサービス「ドレカリ」も、ドレスのシェアリングを行うという点ではシェアリングエコノミーのひとつということができます。

今回は、テレビ東京『開運!なんでも鑑定団』出張鑑定のアシスタントやニュース番組等でおなじみの齋藤菜月さんをゲストにお迎えし、レンタルドレスやオケージョンファッション、シェアリングエコノミーについて、株式会社okcari(オケカリ)中島社長と共に語っていただきました。

※総務省HP参照。

まずはおふたりのご関係をお聞かせください。

齋藤
2年前、BSスカパー!の『週刊スカパラニュース』という番組に出演していたとき、中島さんには衣装で色々とお世話になりました。
中島
キャリアンブティックドレスパークで200着くらいのレンタルドレスの中から衣装合わせをしていましたよね。
齋藤
毎回1着だけを選ぶのは究極の選択でした。出演者3人でうかがっていたので、3人のバランスも見ていただいたりして。毎回1時間くらいお付き合いしていただいたと思います。

レンタルドレスを利用してみていかがでしたか?

齋藤
ドレスの種類が本当に多くて、色もデザインも豊富で好みのものが必ず見つかるので楽しかったです。購入する勇気はないけれど着てみたいドレスにチャレンジできるのも嬉しかったですね。あと、購入すると、毎回同じドレスで他人の目が気になるというストレスがありますが、その都度選べるレンタルドレスはそういうストレスがないのも良かったです。

記憶に残っているドレスはありますか?

フリーアナウンサー齋藤なつきさん 記憶に残るドレス
齋藤
どのドレスも気に入っていたのですが、一番は水色とミントの中間色のドレスです。妖精っぽいデザインがすごくかわいくて、まさに私好みのドレスでした。
中島
菜月さんはワンピース自体がお好きな感じですよね。
齋藤
そうなんです、ワンピースは好きでよく着ています。刺繍やレース、オーガンジーなどをあしらった凝った作りのワンピースが好きなので、普段着でドレスを着たいくらいです(笑)。でも、ドレスって買うと高いですよね。クリーニング代もかさみますし、ケアも難しい。
中島
たしかに高価なドレスほど手入れが必要になるので、その点レンタルドレスは楽ですよね。
齋藤
お借りするといつもすごくきれいで状態の良いドレスだったので、お返しするときに「本当にクリーニングしなくてもいいのかな?」って思いながら返却していました。
中島
弊社は、日本でも有数の薬品の特許を保有している会社とパートナーシップ契約を結んでいて、通常とはまったく違うクリーニングの仕方をしているんですよ。例えば匂い。自分が着た服だったらクリーニングに出してまた着ても気にならないけど、人の匂いってどうしても気になってしまうものなんです。だからとにかく「匂いの履歴」を消すことには主眼を置いていますね。
齋藤
そんなことができるんですか?すごい!

他にもレンタルドレスならではの良さなどはありますか?

齋藤
ひとつのお店ですべて揃えられるのも便利ですよね。購入するとなると、色々なお店やビルを見て回らなきゃいけないですから。
中島
ご指定の場所にお送りして終わったらその場で返却してもらうこともできるので、遠方での式やお子様連れの方には荷物にならなくていいかもしれないですね。
齋藤
ゲストドレス専門のお店だから、お洋服のマナーなども含めたコーディネートの相談ができるのも嬉しいですよね。
中島
でも、レンタルドレスの一番の良さはやっぱり値段が安いことかな。毎日着るものではないから、値段の安さはレンタルならではのメリットだと思います。今回、drecari(ドレカリ)を立ち上げたのもそれが理由ですし。

改めて、drecari(ドレカリ)立ち上げの経緯をお聞かせいただけますか?

中島
日本にはものすごい数のオケージョンがあって、日本独特のファッションのルールがあります。でも、オケージョンファッションって1回くらいしか着ないものも多いんです。もともとは結婚式というハッピーな場を、ドレス代などの金銭的な負荷が理由で女性が楽しめないのは嫌だなと思ってレンタルドレスのサービスを始めたので、レンタルも購入と同じように、ひとつの選択肢として利用できるような世の中にしていきたい、という想いがあったんです。そこで今回、ECサイト専門のレンタルドレスサービス「drecari(ドレカリ)」を立ち上げました。今までは店舗でのサービスも行っていたのですが、ECのみにすることで商品の質を落とさず、もう少しリーズナブルに、というご要望にお応えできるようになりました。
齋藤
今まで以上にリーズナブルにレンタルできるようになるんですか?
中島
ドレス単品で4900円~、ドレス、ボレロ、バッグ、ネックレスの4点セットで7900円~ですね。
齋藤
4点セットで7900円は安いですね!
中島
普通の商品の80%オフくらいかな。
齋藤
それはみんなで着るから安くできるんですよね?
中島
はい。だからたくさん着ていただけるとありがたいんですけど、ドレスをレンタルする人ってまだ10人にひとりくらい。1回利用してもらえると、便利だからと皆さんずっと借りてくださるんですけど…。シェアリングエコノミーというビジネス自体、日本ではまだなかなか認知されていないから、購入という選択肢と同じくらい、借りるという選択肢も大きくなっていってほしいです。レンタルドレスと言えば「drecari(ドレカリ)!」と言われるくらいに。
齋藤
毎回同じドレスを着ている人がいたら、「気軽に色々なドレスを着ることができるドレカリってサービスがあるよ」って教えてあげたいです。
フリーアナウンサー齋藤なつきさん レンタルドレスのドレカリのサービス

シェアリングエコノミーについてのお話が出ましたが、
ここ数年で様々なサービスに触れる機会が増えました。おふたりはどんな印象をお持ちですか?

齋藤
サービスの多くはアプリだと思うのですが、スマホがなかったら実現しないサービスですよね。今までは発想自体、多分なかったと思うんです。スマホの普及による手軽さがこれらの様々なサービスを生んでいるのかなって感じます。
中島
シェアリングって衣食住すべてにあるんですよね。例えばフリマも一種のシェアリングエコノミーって言われていたり。今だと民泊が人気なのかな。
齋藤
友人がAirbnbを利用したことがあると言っていました。
中島
あとは高級車をレンタルできたり。
齋藤
カーシェアリングですよね。車は維持費もかかるから、必要な時だけ車を借りるご家族も増えているとか。高級車の購入を考えている方なら、事前にレンタルをして1度お試しができるのもいいですよね。車のメーカーの宣伝にもなりますし。
中島
色々な車種が乗れるし、人を呼んで試乗する手間もないから経済的にもいいでしょうね。車は使いたいけど所有したくない、というニーズもありますし。さっき調べていたら、この1年でシェアリングエコノミーの認知度は10%上がったとか。
齋藤
たしかに、新サービスの特集などでよく見かける印象があります。
中島
それでもまだ日本での認知度は40%くらい。利用者もおそらく10%くらいなんじゃないかな。資料を見ると意外と知っているサービスが多いけど、日常生活の中で明確な選択肢としてあるものはまだあまりないですよね。
齋藤
知ってはいても、利用したことがある、という人はあまり聞いたことがないかもしれませんね。
中島
菜月さんは何かサービスを利用したことはありますか?
フリーアナウンサー齋藤なつきさん レンタルドレス以外のサービス経験
齋藤
着物と浴衣のレンタルをしたことがあります。着物は2年前くらいにプライベートで金沢旅行をしたときに、加賀友禅の着物を着て散策できるプランで。浴衣は夏に友人と一緒に借りました。持っている浴衣だと毎年同じになってしまいますけど、レンタルだと毎年変えられるので楽しいですよね。インスタ映えもしますし。
中島
僕は自転車のシェアリングをしたことがあるんだけど、実はこのサービスって昔から意外とあるんですよね。昔、バンドの練習でスタジオを借りていたけれど、これもシェアリング。今もルームシェアやオフィスシェア、レンタル会議室などがあるし。シェアリングって本当に色々なサービスがあって、意外と身近なんですよ。
フリーアナウンサー齋藤なつきさん シェアリングサービス

ただ、これらのサービスを利用するにあたり、日本ではまだまだ不安を感じている方も多いのが現状です。どんなところが改善されたらもっと浸透すると思いますか?

齋藤
以前、ブランドバッグレンタルのアプリをダウンロードしたことがあるのですが、利用するためには個人情報をアップロードする必要があったんです。セキュリティー面でもちゃんと確立されたシステムなんだなと思った反面、顔写真付きの身分証明書をアップする手続きが面倒でしたし、個人情報の入力もちょっと…と思ったので利用しなかったことがあります。
中島
総務省が「シェアリングエコノミーを利用しない理由」を聞いたアンケート結果でも、サービスを提供している企業や個人への信用性の問題は上位にあって、やっぱり個人情報を提出することに抵抗がある人は多いみたい。だからドレカリはAmazon Payと提携して、身分証の提示不要にチャレンジしようと思っているんです。
齋藤
誰もが知っているシステムを通してもらえると安心ですよね。
中島
あとは、一番の理由でもあると思うんだけど、サービス自体がわかりづらいから、その改善ですよね。
齋藤
スマホを日常的に使う私たちだったら抵抗なく使えるかもしれないけれど、親や祖父母世代にはサービスを教えたとしても使い方がよくわからないって言われちゃいそうですよね。色々なアプリがあるから、どれを選べばいいのかわからなかったりもしますし。
中島
利用方法がわからない人は多いでしょうね。例えば商品を選んで3回くらいボタンを押せば完了するくらいが本当は良いんだろうけど、なかなかそうもいかないから。
齋藤
みんながわかりやすく使えるようになるといいですよね。

それでは最後に、今後、あったらいいな、便利だなと思うサービスはありますか?

齋藤
すでにあるかもしれませんが、2020年の東京オリンピックに向けて、外国の方が利用できる通訳の通話アプリがあったらいいなと思います。例えばお買い物をしているときにFaceTimeで人と人をつないで通訳してもらうんです。電話に出ることができれば、どこにいても、困っている方のお手伝いができるのではないかと思います。
中島
技術のシェアリングですね。僕は経済のことを考えて、BtoCだけじゃなく、CtoCをいかに安全に一般化していくかが課題だと思っています。消費者同士での動きが活発になっていくともっとおもしろくなるんじゃないかな。あとは、ゆくゆくは様々なオケージョンファッションをシェアリングという形で提供していきたいですね。
フリーアナウンサー齋藤なつきさん レンタルドレスのドレカリの次のサービス構想

すでに、「mamacari(ママカリ)」「kurocari(クロカリ)」というサービスの構想があるとうかがいました。

中島
ママニーズに応える「mamacari(ママカリ)」、ブラックフォーマルを揃えた「kurocari(クロカリ)」というサービスの立ち上げは今後予定しています。
齋藤
日本は行事が多く、TPOに合わせたファッションの細かいルールやマナーも多いので、様々なオケージョンファッションのレンタルサービスができたらより便利になりますね。特にブラックフォーマルは急に必要になるので、必要な物をすべてすぐに借りることができたらすごく助かりますし、安心して参加できそうです。すごく素敵なサービスだと思います。

フリーアナウンサー齋藤なつきさん プロフィール

齋藤菜月さんプロフィール

1990年5月28日生まれ。三重県出身。趣味:映画・舞台鑑賞、美術館巡り。現在、『開運!なんでも鑑定団』出張鑑定アシスタント、『296 NEWS』キャスターとして活躍中。

【インタビュアー】タカノマイ